3X-8
ZigBeeセンサネットワークにおけるバス位置情報配送手法の検討
○横山和希,鈴木秀和,松本幸正(名城大)
近年,バス利用者の利便性向上を目的としたバスロケーションシステムが注目されている.
バスの位置情報をサーバで管理することにより,運行情報などをバス停に表示したり,
利用者がWebページで確認したりできる.しかし,バス,サーバ,バス停間に
セルラー網を利用するため,運用コストが非常に高く,コミュニティバスを運営する
地方自治体やバス事業者が継続して運用することが困難であるという課題がある.
本稿では,ZigBeeセンサネットワークを用いたバス停通過情報配信システムを提案する.
バス路線沿線に構築するセンサネットワークにより,バスの位置情報をバス停やサーバへ
転送するため,低運用コストでバス停での通過情報や運行情報の提供が実現できる.