3W-3
隣接端末数を用いた経路構築手法における輻輳制御方式の一検討
○武藤一史,稲葉健吾,油田健太郎(大分高専),岡崎直宣(宮崎大)
アドホックネットワークでは,端末の移動によるリンクの信頼性の低下,
バッテリ等の資源の制約などの課題がある.
これらの課題を解決するため,
隣端末数の多い経路を構築し修復用の経路を複数持つことで,
経路の容易な修復を可能とする隣接端末数に基づく経路構築手法
NBR(Neighbors Based Routing)を提案してきた.
しかし,NBRの経路評価式では,
端末が密集した場所に集中して経路が構築される可能性が高い.
そのため,これらの経路を利用する複数のデータ通信が干渉し合い,
輻輳が発生しやすいという問題点がある.
そこで本論文では,輻輳を制御できるように経路評価式を検討して評価する.