3W-2
隣接端末数に基づく端末の分布の偏りを考慮した経路構築手法の一検討
○徳丸翔吾，稲葉健吾，油田健太郎（大分高専），岡崎直宣（宮崎大）
アドホックネットワークには，端末移動による経路切断などの課題が存在し，
安定した通信を行うことが困難である．
そこで隣接端末数に基づく経路構築手法NBR（Neighbors Based Routing）を
提案してきた．NBRでは，隣接端末数の多い経路を構築することで
経路周辺に複数の修復用経路を持ち，修復を容易に行うことができる．
しかし，端末の分布に偏りのあるトポロジでNBRの評価式を
経路構築に用いると，経路上に修復用経路が少ない端末が存在する可能性が
あり，経路修復に対応できないという問題がある．
また，修復用経路が多すぎるとトラフィックの増大につながる．
そこで本論文では，均一な隣接端末数を持つ経路を構築することのできる評価式を検討して評価する．