3V-8
MANETを用いた地図情報把握
○清水敬太,三好 力(龍谷大)
2011年の大災害のように、都市部で大規模な自然災害が発生した場合、多くの帰宅困難者が発生する。帰宅困難者の多くは情報を収集する為にスマートフォンのような携帯情報端末に搭載されているGPS機能を利用して移動するが、利用者同士の情報共有は行われない。各個人で勝手な避難行動を行うと2次災害を招く恐れがある。
ここで、無線アドホック通信を用いて、携帯情報端末を保持する歩行者(ノード)の通行記録を共有することで同期が完了した時点で通行可能道路を中心に周辺の地図がわかるというものを提案する。各ノードはGPSなどで常に自身のおおよその位置を把握できるものとして、隣接端末が保持する地図情報を交換・同期するものである。