3V-6
揺れ、移動を考慮した非常時可視光通信システムの改良と実装
○原山拓士,高田政裕,塚田晃司(和歌山大)
災害時に既存の情報伝達インフラが利用できなくなった場合,
被災地から外部へ何とか通信を行う方法として,発信源の特定が
容易で特別な装置が無くても目に付きやすい,つまり自然環境下において
あまり存在しない発光色の変化を利用した可視光による通信に注目する.
可視光通信は知覚されやすく夜間でも目立つため,救助隊などに
気付いてもらえる可能性が高まる.本研究では,色を変化させる
手法によって発信された情報を解析し,元の情報を復元する
受信システムを提案する.システムはWebカメラを接続した計算機で
構成し,OpenCVを利用して発光色を輪郭抽出などにより解析,
追跡し情報の受信を行う.様々な状況下で利用することを考慮し,
全自動化するのではなくある程度手動で操作を行うことでロバスト性を
確保した.