3T-6
動的プリファレンスを扱う議論フレームワークの解集合プログラミングによる議論意味論の計算
○稲葉 遼,若木利子(芝浦工大)
人間の議論においてしばしばプリファレンスを用いた議論が行われている.
2011年若木により動的プリファレンスを扱う階層論理プログラム言語PLPが提案され,
その言語上で構築された非抽象動的プリファレンス付き議論フレームワーク(dynamic-PAF)と
P-Extensionsによって与えられる議論意味論が提案された.
本研究では, dynamic-PAFのP-Extensionsと解集合が一対一に対応する解集合プログラムを提案し,
プリファレンスを議論の対象としながら, 所与の議題の判定を行うことのできる議論計算エンジンを開発した.