3T-5
相互作用型階層強化学習システムによるエージェント集団の共存期間伸長に関する検討
○山崎大地,北越大輔,鈴木雅人(東京高専)
エージェント間の利益格差が時間とともに拡大することで,
集団の共存が困難となるようなマルチエージェント環境下において,
各エージェントが協調的行動を獲得することによって格差解消を図る
システムとして,相互作用型階層強化学習システム(IH-RL)が
提案されている.IH-RLを適用することで,共存終了に繋がるいくつかの
問題点を解決し,共存期間を伸長可能であることを確認した一方で,
エージェントの状態によっては利益格差が拡大してしまうといった
課題も残った.本研究では上記の課題を解決するためIH-RLの設定に
ついて再検討を実施し,利益格差のさらなる軽減・解消および,
それに伴う共存期間の伸長を図る.