3T-4
ネットワークの統計的指標を基にした契約ネットプロトコルの効率改善手法の提案と評価
○山下 翔,大沢英一(はこだて未来大)
契約ネットプロトコルはマルチエージェントシステムにおいて相互の協調を確立するための有効な交渉プロトコルである.
本研究では,まずこの契約ネットプロトコルを大規模システムへの適用を模索するため,エージェントが形成するネットワークのトポロジに注目し,大規模環境下でのシミュレーションにより性能評価を行った.
また実験では大規模システムのネットワークが複雑ネットワークの性質を持つことから,その性質を現す統計的指標に着目し,それの違いによって現れるタスク割当の効率への影響の調査を行った.
そして次に,その特性に基づき,システム全体の効率化を図るる広報/落札戦略の提案と評価を行う.