3S-8
遺伝的アルゴリズムとNグラムモデルを用いた曲の構成を考慮した自動作曲システム
○高野美央,長名優子(東京工科大)
本研究では、遺伝的アルゴリズムとNグラムモデルを用いた曲の構成を考慮し
た自動作曲システムを提案する。提案システムでは、メロディの進行を遺伝子
として表現し、メロディを生成する。遺伝子の適応度の計算は、既存の曲から
リズムや音の高さ、1小節に含まれる音の数の遷移を学習したNグラムモデルに
よる評価と4 小節ごとのリズムの類似度、音階固有の音の割合、連続する2つ
の音の差分の割合、休符の分布の割合に関する評価を利用して行う。提案シス
テムでは曲をイントロ、メロディ、サビ、アウトロなどの構成に分け、それぞ
れの部分の特徴を別に学習させることで、より自然な曲の生成を目指す。