3S-10
ピアノ譜のコード進行に基づいた合唱譜の自動編曲手法
○黒住夏美,伊藤克亘(法大)
本研究ではピアノ譜に含まれている情報から4パートの合唱譜に編曲する手法を提案する。編曲手段として(1)主旋律のパート分解(2)副旋律の演出(3)副旋律の生成の3つの過程がある。今回(3)に着目し(1)、(2)で得た情報をもとに規則・傾向を適応する。ピアノ譜の入力情報はコード・主旋律・歌詞・拍子である。そこから和声学・対位法・既存の合唱譜を用いてハミング・一部パートのハーモニー・全パートのハーモニーについて4パートの旋律生成行う。その際に旋律生成に必要な規則・傾向を定義した。これよりコストの重みづけし自動生成を行った。既存の合唱譜と編曲譜との一致率を求めた結果、68.95%となった。現在使用している規則は有効性がみられることが分かった。