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神話のトピック構造分析による比較研究
○太田 明,橋本和夫,山田仁史(東北大)
神話とは、太古の昔に生み出された物語であると同時に、人類の知恵の宝庫でもある。
しかしその意義や発生の経緯については、いまだに研究途中である。
18-19世紀に始まった学際的な神話研究は、その当初から現在に至るまで、神話の類似性を発見し比較考察することによって発展してきた。
しかし比較研究の根本である神話の類似性は、研究者の主観により判断されるものであり、客観的な比較評価の尺度は提供されていない。
本研究では、トピック分析の手法を用い、神話の構造における定量的・客観的な類似性の比較を試みる。