3Q-8
3Dディスプレイを用いた図形科学の学習効果の検証
○北村祐樹,矢吹太朗,佐久田博司(青学大)
図形科学において、図形情報は、幾何的な手続きで平面に投影して提示されるが、
立体について、見た目の「分かりやすさ」と長さや角、面積などの「測度」を同時に提示できない。
そのため平面図のみを用いた図形科学の学習は学習者にとって分かりやすいものではない。
そこで学習者に「分かりやすさ」と「測度」を同時に表すことができる3次元図形を見せることを考える。
そのデバイスとして3次元ディスプレイがあげられる。
今までは高価であり学習時の利用はできなかったが、
現在、3次元ディスプレイなど立体的な3D図形が表示可能なデバイスが安価になり、学習時の利用が容易になりつつある。
そこで本研究では、3次元ディスプレイを用いて、
いくつかの形式で図形を表示し、それらを図形科学の学習に利用することでどのような効果が出るのか検証する。