3Q-6
モーションセンサとビデオカメラを用いた動揺病抑制方法に関する基礎的研究
○塩見和真,田中成典(関西大),北川悦司(阪南大)
 近年,iPadなどのタブレット端末の普及により,様々な場所でモバイルメディアを楽しめる機会が増加している.
 しかし,乗り物内でのモバイルメディアの利用は,視覚情報と平衡感覚の矛盾を引き起こし,動揺病の発症率を増加させる.そのため,動揺病を抑制する研究が行われている.しかし,既存研究の手法では,専用の機材を乗り物に取り付ける必要があるため利用者への負担が大きい.
 そこで,本研究では,タブレット端末搭載のモーションセンサとビデオカメラを併用し,乗り物の振動によって発生する画面のブレを安定させる.それにより,モバイルメディアを利用しても動揺病が発生しにくい映像を表示する手法を提案する.