3Q-1
ウェーブレット変換による画像の特徴抽出と文字領域
○金子俊介,久保田光一(中大)
現在、情景画像中の文字領域を抽出するために、様々な特徴抽出手法が用いられている。その手法の一つであるウェーブレット変換は画像を高周波成分と低周波成分とに分割する。画像中の文字領域周辺は空間周波数が高いことから、変換後得られた高周波成分と比較し、文字領域を抽出する研究が行われてきた。しかし、抽出する言語が限られていたり、撮影環境によるノイズを含むなど画像によって抽出精度の差が著しいことが問題である。本研究では、ウェーブレット等のパラメータ調整や画像フィルタを用いて様々な画像の特徴抽出を行うシステムを実装し、文字領域抽出の精度向上をはかった。