3M-6
ストリーム型遺伝的アルゴリズムの提案とGPUを用いた実装
○楠堂 航,吉見真聡,三木光範,廣安知之(同志社大)
近年,汎用計算に用いられるようになったメニーコアプロセッサの多くは,
隣接するコア間のみが接続されたアーキテクチャである.
このようなハードウェアを用いて効率の良い計算を実現するためには
データが一方向に転送されるアルゴリズムが望ましい.
その一例として,一方向に解が転送されるデータストリーム型の
遺伝的アルゴリズム(StreamGeneticAlgorithm:StreamGA)を提案し,
その効果を議論する.
本研究報告では,GPUで実装されたStreamGAと
単純GA(SimpleGA:SGA)の比較を行った.
その結果StreamGAにより,
より良い解が高速に得られることを確認した.