3M-2
連結性を有する組合せパズルの直接符号化法を用いたSATソルバでの解法と性能評価
○舟野勝彦,上嶋章宏(大阪電通大)
組合せパズルには,NP困難に属するような問題が多く存在する.
本研究では,そのような問題の解を高速に求めるために
SATソルバを用い,組合せパズルの解法を設計する.
制約条件として連結性を持つ組合せパズルでは,SATへ
符号化する際,連結性チェックを管理する論理式のサイズが
全体の大部分を占める.
そのような組合せパズルでは,SATへの符号化法の工夫が
計算時間にも影響を与えると考えられる.
本発表では,組合せパズルが持つ制約条件を表現するCNF論理式を
構成し,SATソルバを用いて解く手法と,論理式サイズの削減手法に
ついて述べる.また,連結性を持つ組合せパズルに対して,
符号化法の違いによる計算時間についての評価を示す.