3L-8
ミューテーションテストと遺伝的アルゴリズムを用いたテストデータの自動生成
○末広暁久,佐々木亮太,上芝貴也,芳賀博英(同志社大)
本論文では,ランダムに値を発生させて生成したテストデータと,それらを元に遺伝的アルゴリズムを用いて生成したテストデータとを組み合わせて,テストデータを自動生成する手法を提案する.生成したテストデータを,バグを加えたソースコード(ミュータント)と 元のソースコードそれぞれで実行し,結果が異なる場合はそのミュータントを検出できたと見なす.そして,ミュータントの検出率が収束するまでテストデータの自動生成を繰り返した後,ミュータント検出率を維持させたままテストデータ数を可能な限り少なくする.本手法により,ブランチカバレージ100%かつ判定条件の境界値カバレージ100%のテストデータを自動生成できた.