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利用率をベースにしたリアルタイムスケジューリングアルゴリズムの提案
○岡崎 旭,兪 明連,横山孝典(東京都市大)
本論文では利用率をベースにしたスケジューリングアルゴリズムを提案する.
近年,組み込みリアルタイムシステムはシステムの大規模化などに伴い
マルチプロセッサ技術の利用が一般的になりつつある.
その為にマルチプロセッサ技術による処理能力の向上が主流となっており,
マルチプロセッサ環境においてリアルタイム性を保証することが
重要となっている.
このような背景から,マルチプロセッサ環境において最適な
リアルタイムスケジュールアルゴリズムがすでにいくつか提案されているが,
コンテキストスイッチなどのオーバーヘッドにより実用性の面で
問題が残るため,問題点を整理し,シミュレーション評価により
提案アルゴリズムの有効性を明らかにする.