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Data Deduplication の冗長性付加に関する研究
○葉 善衡,伊藤雅仁(東京工科大)
近年、Data Deduplication重複排除機構をデータストレージに導入している
企業が増えている。しかし、この技術はストレージ容量を大幅に節約するが、
冗長性は大幅に低下する。そこで、大幅に節約された容量を利用し、ブロック
ごとに冗長符号を付加する。今までのData Deduplicationの冗長研究は存在し
たが、本研究ではリード・ソロモン符号を利用した独自の冗長符号付加手段を
用いて、Data Deduplicationの可用性とデータストレージの利用率を高めるこ
とを目的とする。リード・ソロモン付加したブロックを分割して、複数のハー
ドディクスに分散し、ハードディクスを複数破壊しても、ブロックを還元でき
るようなリスク回避の機構を研究する。評価方法としては、コンピュータでシ
ミュレーションを行うことで。仕組みの可用性を証明する。