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高校のレベルに基づく普通教科「情報」の意識調査
○栢木紀哉(摂南大),若林義啓(広島国際学院大),上田千惠(旭川荘厚生専門学院)
情報機器の利用が社会生活の一部として浸透している現在において,情報機器を
積極的に活用できる能力の育成が教育機関に求められている。筆者らは,これま
で,コンピュータ利用に対する自信と積極性を身につけさせることを目指した学
習モデルを提案してきた。また,高等教育機関の情報基礎教育と高等学校での情
報教育について,教育内容の連携を模索するために,普通教科「情報」の担当教
員に対して教科に対する意識調査を実施し,担当教員の教科に対する教育方針や
教育内容の定着度を明らかにしてきた。本研究では,2010年度に実施した担当教
員に対する全国調査について,地域や高校のレベルに基づいた分析を行い,教科
「情報」で行われている教育の傾向を明らかにする。