3F-1
ユーザビリティ定量化による現場適用に向けたSW評価手法の提案
○森口昌和,野田尚志(NECソフト),池上輝哉,福住伸一(NEC)
筆者らは、製品のユーザビリティ向上のため、専門家でなくても優れたUI設計、実装、およびテストができる枠組みを研究している。本稿では、ユーザビリティ定量化チェックリストの現場適用に注目し、誰でも効率よくシステムを評価できる手法を紹介する。まず、現場適用の課題としては、ユーザビリティ定量化チェックリストによる1つのフローの評価だけでも、最低2時間はかかってしまうことが挙げられる。そこで、「学習し易さ」「エラーの少なさ」「記憶し易さ」「効率の良さ」という4つの観点から、評価項目をシステムに合った重要度でフィルタリングすることで、30分程度の短い評価時間でも、70%の評価効果を得られる手法を提案する。