3E-5
HTIP利用時におけるLAN内ネットワーク負荷の検討
○美原義行,山崎毅文,佐藤 敦,市森峰樹(NTT)
HTIP(Home network Topology Identifying Protocol)は,ホームネットワーク(以下,ホームNW)マップを特定するために,エンド端末とNW機器に搭載するべきプロトコルと,そのプロトコルのベンダ拡張部の利用方法を規定した規格である.
HTIPでは,NW機器に対して,LLDP(Link Layer Discovery Protocol)というプロトコルの実装を要求し,機器情報とMACアドレステーブルの送信を要求している.
LLDPは,一定間隔でフレームをブロードキャストするため,LAN内のHTIP対応全NW機器がブロードキャストした際の,LAN内のネットワーク負荷の増大が懸念される.
本書では,LAN内にHTIP対応機器が普及したときを想定し,HTIP対応NW機器が送信するLLDPフレームが,LANに与える影響を検討し,ネットワークへの負荷が少ないことを示す.