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東日本大震災から学ぶ災害廃棄物量推定システムに関する考察
○高谷敏彦,佐藤真哉(仙台環境開発),大内 東(北海商科大)
東日本大震災による被害の特徴は、地震による倒壊家屋のガレキ類に加えて、津波による沿岸部のヘドロ・土砂などの被害が大きかったことである。震災からの復旧・復興計画は、災害廃棄物量の推定を必要とする。しかしながら、政府官公庁から総廃棄物量が公表されているものの、未だ正確な全容が把握できていない状況である。災害廃棄物量推定は、その後の復興計画に大きな影響を及ぼすために、可能な限り迅速に且つ正確にその量、分布、内容を把握することは非常に重要である。本研究では、東日本大震災の被災データを基にして災害廃棄物量推定方式の検討を行い、今後必要となる災害廃棄物量推定システムについて考察したので報告する。