2ZJ-8
データ特性に着目した可視化による問題解決手法の提案と評価
○田中庸介(早大),工藤桂衣子,白石規哲(JR貨物),菱山玲子(早大)
身の回りには大規模データが溢れている.これらのデータに潜む問題の因果関係や問題に対する原因を特定する方法として,データの特性を考慮した可視化が有効と考えられる. 本研究では,貨物鉄道会社の大規模なコンテナデータを用いて,これを可視化することにより,コンテナの取扱いに関する問題発見及びその解決のための手法を提案し評価を行った.研究において,空コンテナの余剰問題をテーマとした大規模データの可視化とグループディスカッションによる実験から,データの可視化が解決手法として有効であることを確認した.更に,実務者による業務知識の有無や業務価値観の相違が,可視化データの評価に影響を与えることがわかった.