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インターネット広告の提示位置および時間が記憶率に与える影響の検討
○尾林祐太朗,小宮山摂,武藤 剛(青学大)
近年、インターネット広告においては検索に関連付けて閲覧効率を上げる手法やリッチメディアなどデザインに工夫を施すものが多く見られるが、これらの提示手法に関しては飽和傾向にあるといえる。
そこで本研究では、認知の側面から効果的な広告提示手法の要件を見出すことを目的として、画面上の提示位置と提示タイミングが広告効果に与える影響を検討した。バナー広告の提示位置及びクリックから表示までの遅延時間を自由に設定できる「デザインシミュレータ」を開発し、提示位置と遅延時間が広告の記憶率に与える影響を評価した。
その結果、表示までに適当な遅延を与えることで広告の記憶率が向上することが明らかになった。