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研修医向けの診断推論学習eラーニング教材の開発と実践
○古谷 将(東京工科大),Brian Heist(University of Pittsburgh),長下部寛,松永信介,稲葉竹俊(東京工科大)
近年、欧米の医学教育では診断推論の学習が盛んに行われつつある。診断推論とは、医師が患者の疾患を診断する際に、仮説演繹法に基づいて、患者の主訴や状態などから想定できるいくつかの疾患をリスト化し、それを仮説的に検証していくことで疾患を特定していく思考プロセスのことである。本研究では、研修医を対象とした診断推論の習得を目標とし、問診・診察といった一連の流れをシミュレーション形式で行い、適時フィードバックを受けながら診断推論を実践的に学ぶことができるeラーニング教材の開発を行い、その評価を行う。