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サプライチェーンを考慮した災害対策立案のための設備優先順位づけ支援システム
○金子龍平,仲谷善雄(立命館大),田中 聡(エヴァステージ),矢津田智子(AIVICK)
東日本大震災が発生したように日本では数多くの地震が発生し、その影響で倒産した企業は少なくない。しかし、いざ対策しようにも資金不足やどのように対策を施せばよいのかが不明確な点があり、あまり進んでいない。また、多くの生産現場においては他企業から原料を仕入れ、加工し、また別の企業に送るというサプライチェーンを構成している。もしこのような状況でひとつの材料の供給が止まると、サプライチェーン全体がストップしてしまう危険性があるため、それら全体を捉えた防災計画を立てることが急務である。
本研究ではサプライチェーン全体を捉えた上で、どのサプライヤーがボトルネックであるのか考慮し、かつ限られた費用の中で効率的な企業の災害対策立案を目指す。