2ZD-6
拡張現実技術による犯罪現場検証のための映像合成
○杉浦篤志,豊浦正広,茅 暁陽(山梨大)
 拡張現実技術による犯罪現場検証のための映像合成を提案する.犯罪現場で撮影する映像にCGを重畳表示することで,視覚的で理解しやすい情報提示を行うことができる.
演技者視点(一人称)の映像とともに,視聴者視点(三人称)の映像を撮影し,演技中にこの映像を演技者に提示することで,CGとの位置関係を把握することが可能となり,視聴者視点で理解しやすい映像の撮影ができるようにした.犯罪現場写真や解剖報告書などの事前の情報を重畳表示することで,より信頼性の高い映像を生成することができる.複数視点からの映像を利用することで,あるカメラで隠蔽などによる情報欠損が起きたときにも,情報を補完できるようになった.