2ZB-4
撥水ウィンドシールド上の水滴アニメーション
○仲田将之(東大),柿本正憲(シリコンスタジオ/東大),西田友是(東大)
CG分野では既に、自動車用ウィンドシールドなどの、ガラス曲面を流れる水滴の現実感のあるリアルタイムアニメーション手法が存在するが、既存のアニメーション手法は水滴が表面を濡らす軌跡に重点を置いていた。ガラスは親水性であるため、雨などの濡れによりガラスを通して見た景色が歪む。この問題に対して、自動車分野では撥水ウィンドシールドが実用化されている。そこで本発表では撥水性を考慮した水滴のアニメーション手法を提案する。提案手法では水滴を剛体粒子としてモデル化し、外力として重力と空気抵抗、接触角ヒステリシスという動的な撥水性を考慮してシミュレーションを行なう。またロータス効果による自浄作用も視覚化する。