2ZB-1
遺伝子ネットワークとGene Ontologyの統合可視化の一手法
○中澤里奈,伊藤貴之(お茶の水女子大),瀬々 潤,寺田愛花(東工大)
近年,様々な遺伝子関連情報が解読されてきたが,未だにその機能や他の遺伝子との関係性がわからないものも多くある.
これらを解明するために,各遺伝子をノード,遺伝子間の相互作用をエッジとする遺伝子ネットワークを構築することが多い.
しかし,遺伝子ネットワークのノードとエッジの数は非常に膨大であり,そのまま可視化したのでは機能と相互作用の関係性を視認しづらい.
そこで本研究では,遺伝子機能情報であるGO (Gene Ontology) と遺伝子ネットワークとの統合可視化手法を提案する.
視認性をあげるためにアイテム情報毎にエッジを束ねるというエッジバンドリングを施して煩雑さを低減させている.
遺伝子間の相互作用をエッジで表現するとともに,GOが遺伝子に割り当てる機能の種類をアイテム情報として付加し,ノードの色で表現している.