2ZA-7
センサーネットワークにおけるワームホールの検出
○肖 剣華,蓑原 隆(拓大)
近年、小型無線装置を搭載したセンサーネットワークは、ユビキタスネットワーク社会の実現に向けたとても重要な技術となっている。短時間で構成できる、拡張しやすい、地形や災害に影響されにくいなどの利点を持つことから、物や人の状態をセンサーが認識し、センサー同士がネットワークを介して情報をやり取りすることによる、防犯や防災システムなどが利用されており、セキュリティ、物流、農業、広い分野でのIT活用することを期待されている。しかしセンサーネットワーク自身の脆弱性により、セキュリティ面は非常に不安定である。センサーネットワークへの攻撃にはさまざまなものがあるが、ルーティングプロトコルを利用するワームホール攻撃 はもっとも解決しにくい問題になっている。本論文はワームホールを検出する方法を提案するとともに、位置情報を持たせるノードの数を最適化する方法について検討を行う。