2Z-2
3D空間を利用したブックマーク管理システムの提案
○辻川 翼,矢吹太朗,佐久田博司(青学大)
ウェブページのURLを登録できるブックマークはフォルダやタグで分類し管理するのが一般的である。 この管理方法では、目的のページがどこにあるのかわからなくなってしまうという問題が起こり得る。
なぜなら、類似したブックマークが増えることで、分類したとしてもユーザ自身が記憶しておけないためである。
この問題の解決策として、場所法という記憶術を用いる。場所法とはある実際の場所に記憶したい対象を配置する方法であり、長期記憶に保存されやすい性質を持つ。
そこで本研究では、この場所法を用いたブックマーク管理システムを提案する。具体的には、3D空間を用意し、ユーザが任意の場所にコンテンツを配置できるようにする。
このシステムによって、どこに何があるかを長期間記憶しておくことができ、目的のページを指すブックマークを見つけやすくなることが期待される。