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P2P上の評判値を用いた悪意のあるコンテンツ抑制手法の評価
○大野泰弘,江藤 大,油田健太郎(大分高専),岡崎直宣(宮崎大)
P2Pでは,内容を改ざんしたデータや,ウイルスプログラムを
混入したデータといった悪意のあるコンテンツの流通を容易に行える
ため安全性に問題がある.そこで本論文では,評判値を用いて悪意のある
コンテンツの流通を抑制する手法を提案し,評価を行う.評判値とは,
ユーザの「過去の振る舞い」を数値化したのもである.この値を用いる
ことで悪意のあるコンテンツを流通させているユーザを特定し,悪意のある
コンテンツの流通を抑制することができる.悪意のあるユーザからの攻撃
パターンに対して,シミュレーションによる評価を行い,提案手法の
有効性を示すことができた.