2Y-5
Flooding検索におけるピアの嗜好を用いたP2Pネットワーク再構築手法の提案
○森 一馬,中村健二,小柳 滋(立命館大)
P2Pネットワークを介した情報交換が注目を集めている中で,ユーザ数の増加に伴い情報検索コストが増大している.P2Pネットワークにおける情報検索手法の一つとしてFlooding検索がある.Flooding検索はP2Pネットワークにおいて隣接ピアにクエリをブロードキャストで送信する方式である. しかし,この手法ではホップ数の増加に伴いクエリ数が増加しネットワークに負荷がかかる問題がある.そこで,本研究ではクエリ数を減少させるための対策として,ピアの嗜好を用いてネットワークを再構築する手法を提案する.これにより類似した嗜好を持つピア同士を近傍に配置でき,クエリ数を削減できる.