2W-4
スマートフォンを用いたセンサログデータの収集と車線推定への活用
○牧野友哉,伊藤嘉博,荒井健次,中村嘉隆,白石 陽,高橋 修(はこだて未来大)
多数の自動車の走行車線情報をログデータとして蓄積することができれば細粒度の渋滞回避ナビゲーションシステムや事故情報の提供が可能になる.
しかし,VICSなどの既存のナビゲーションシステムでは,インフラ導入のコストがかかるためにデータ収集端末が少なく,収集データの粒度が粗いため,十分な精度で走行車線を推定できない.
そこで,本研究では,普及率の高いスマートフォンの内蔵センサを利用して細粒度のログデータを収集・蓄積し,走行車線の推定に活用する.
走行時の加速度センサ,方位センサ,位置センサなどのログデータを道路ネットワークデータと照合し走行車線を推定する.
車線推定結果と実際に走行した車線を比較し,提案手法の有効性を評価する.