情報処理学会 第74回全国大会講演要旨

近年、車載カメラで連続的に撮影した画像から走行環境情報を取得する研究が進んでいる。これより、走行環境情報を利用した自車位置推定の技術は、自動走行などを実現する上で重要となる。高精度な位置推定において使用される画像データは非常に増大し、画像のマッチング数も増大している。その為，これらの大規模データを高速に処理することは一層困難になってきている。本研究では、車載カメラを使用した自車位置推定における、並列分散コンピューティングMapReduceというソフトウェアフレームワークを利用したデータ処理プラットフォームを提案する。処理時間向上のために、実際にMapReduceを用いて評価実験を行い、提案手法の有効性を確認した。