2U-9
大きさを表す言語表現がもつ意味の状況による変化に関する実験的考察
○鈴木浩太,杉本 徹(芝浦工大)
本研究では程度の副詞+形容詞といった、人の主観が強く現れる言葉を研究対象とする。特に「とても大きい」のような物の大きさを表す言語表現に着目し、様々な状況においてそれらの表現がもつ意味がどのように変化するかを考察する。
本研究で行う実験では、被験者に図形群と大きさを表す言葉を与え、その言葉に当てはまると被験者が感じた図形を選択してもらう。ここで大きさの分布が異なる様々な図形群を変化させて表示することで、様々な状況を被験者に与える。
同じ言語表現でも、提示される条件によって選ばれる図形と、そこから導かれるファジィ集合のメンバーシップ関数がどのように変化するかを検証し、考察する。