2U-6
移民交叉を用いた多プロセス並列分散PfGAのトポロジの違いによる影響についての検討
○赤平俊之,小嶋和徳,伊藤慶明,石亀昌明(岩手県大)
安価なPCを効率的に利用し大規模問題を解くために、PCクラスタを
用いた並列化と計算コストの低いパラメータフリー遺伝的アルゴリ
ズム(PfGA)を利用した並列分散PfGAの導入を考える際の効率的な
移住手法として、移民交叉の提案と検討を行った。この手法は移民
個体を他プロセスに定住させるのではなく他プロセス内個体との交叉に
使用した後に削除することにより、移民個体の優秀な遺伝子を拡散
させ、かつ個体数が少なく移住操作により多様性が低下しやすいという
並列分散PfGAの欠点を補うことを目的としている。本論分では
プロセス数やトポロジの変更による性能変化の確認と、この手法の
性能に対する評価を行う。