2U-1
ニューラルネットワークと遺伝的アルゴリズムを用いたテトリスコントローラの開発
○宮崎真奈実,荒川正幹(宇部高専)
テトリスを自動でプレイする人工知能プログラム(テトリスコント
ローラ)の開発を行った。テトリスコントローラでは、まず現在の
盤面とピースから考えられるすべての盤面を生成する。次に各盤面
について特徴量を計算し、評価関数を用いて盤面の評価を行う。そ
して最も高い評価値を持つ盤面に基づいて現在のピースの置き方を
決定する。本研究では、評価関数としてニューラルネットワークを
用い、その重みを遺伝的アルゴリズムによって最適化した。中間層
ニューロンの数を変更し、複数回の最適化計算を行った。その結果、
平均6,020万ラインの性能を持つコントローラを開発することに成
功した。これは従来の結果を大きく上回る性能である。