2T-5
社会統計データに基づく消費行動シミュレーション基盤
○佐藤 光,藤田 悟(法大)
本研究では社会統計で表されているデータに基づき、
エージェントの消費行動や生産行動を自動的に生成することで、
実際の社会に近い性質や特性を持つ社会シミュレーションを作成する。
統計データを用いて様々な分布関数を定義することで、エージェントに
一様でない行動規則を持たせながらも、社会が持つ性質を保つことができる。
更に商品の売買では、ゲーム理論等の手法を取り入れることで
エージェント同士がお互いに相互作用し商品価格の設定を行う。
従って需要と供給の関係だけではない売買のシステムを
実現することができ、より現実に近い経済活動を再現することができる。