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バイオリン演奏時の姿勢による技量評価方法の検討
○當間 椋,宮里洸司,野口健太郎,神里志穂子(沖縄高専)
楽器指導において,言葉で表現することが難しいスキルの伝承には
時間がかかるという問題がある.この問題に対して,我々は,
基礎的なバイオリン演奏の指導を受けている学習者を対象に,
演奏時の姿勢から演奏の技量を客観的に評価する方法を検討している.
本稿では,バイオリンを構えた学習者の画像を用いて,指導者の
主観的な評価および評価のポイントを調査し,評価に関する観点を
抽出する.また,技量評価のための評価項目として用いることが
できる値を評価値と定め,バイオリンを構えた姿勢の測定により
評価値を得る方法を提案し,指導者による評価結果をこのパラメータにより
説明することができるかを確認する.