2R-6
3次元映像の視差自動調節に関する研究
○足立佳哉,福島佑樹,田中成典(関西大),北川悦司(阪南大),安彦智史(関西大)
近年,3次元空間の再現手法として3次元映像が注目されている.3次元映像は,対象物の距離値を持った3次元映像と2枚の画像の視差を利用する3次元映像の2つに大別される.特に視差を利用する3次元映像は,安価かつ容易に実現可能であるため,テレビ,携帯電話やカメラに広く利用されている.しかし,画像全体の視差を一様に調節するため,画像によっては違和感が発生する.そこで,本研究では,3次元デジタルカメラを用いて,フリーハンドで撮影した動画に含まれる左右のレンズの画像から各被写体の位置関係を算出し,位置関係に応じて適切に視差を調整することで違和感のない3次元映像の作成手法を提案する.