2Q-6
皮膚導電率反応による集中の持続とパフォーマンスの分析
○志水雅俊(はこだて未来大),棟方 渚(北大),松原 仁(はこだて未来大)
人間の思考過程の解明の手段として,一般的に発話プロトコル解析が用いられているが,発話によって思考が妨げられる等の問題点がある.発話以外から思考過程の知見が得られることが期待される.
本研究では,思考過程の解析方法として生体信号に着目し,思考ゲームプレイ時の集中の持続について調査を行った.数独プレイ時の皮膚導電率反応(SCR)を測定することで,思考ゲームプレイ時の集中の途切れを調査した.その結果,集中が途切れている際には,SCRの発生頻度が高くなる傾向にあることが分かった.この集中の途切れが,課題解決の行動量や正答率などのパフォーマンスにどのような変化があるか調査を行い,その傾向をまとめた.