2Q-5
立方体表面上のクイーン問題およびルーク問題
○藤原美早紀,山村明弘(秋田大)
一辺がnマスの立方体表面上で互いに攻撃しない位置に複数個のク
イーンまたはルークを配置した解を求めるクイーン問題およびルー
ク問題について論じる。これはn×nマスの平面チェス盤上にn個
のクイーンを配置するnクイーン問題を拡張したものである。本研
究では立方体表面上に配置できる最大個数の駒を配置した解を求め
た。さらに正8面体群の立方体の作用で移りあう解を同一視し、本
質的に異なる解の個数を計算した。またnの拡大にともない解の探
索時間は爆発的に増大することから、計算結果とともに探索時間を
短縮するための理論と手法について紹介する。