2L-2
クラウド環境でのCSP概念に基づくwebアプリケーション設計法
○加藤公一(法大)
クラウドコンピューティングではスケールアウトにより、
必要な分量のリソースを引き出すことが可能であり、
アプリケーション形態はより細かい粒度であることが望まれる。
CSPの概念では、システムはプロセスの集合体であり、
プロセスはさらに小さなプロセスの集合体であると考えるため、
細かい粒度の並列を構成することが可能である。
従って、クラウドコンピューティングに適していると考えられる。
このCSP概念に基づき、ボトムアップ設計を行う。
ボトムアップ設計で重要な概念として、接着という概念がある。
接着は直和、同値要素の合併により成される。
これをCSPで、並列演算子、同値な同期イベントの合併、
同値なプロセスの合併により実現する。