2F-7
確率モデルに基づくキーボード入力方式
○萩谷俊幸,上向俊晃,加藤恒夫(KDDI研)
近年,スマートフォン端末の増加に伴い,タッチ入力による文字入力方式が身近になっている.しかし,タッチ入力であると,ユーザが入力しようとした位置と端末が検知する位置に差異が生じ,目的の文字と異なる文字が表示されてしまうことがある.本稿では上記問題を解決するため,タッチ座標の時系列に対する文字の生起尤度に基づき,かな候補を提示することで,キー表示領域とタッチ座標がずれても目的の文字を提示する方式を検討した結果を述べる.