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スマートフォン向け口唇動作映像自動生成アプリケーションの試作
○宮崎 剛,山本富士男(神奈川工科大),中島豊四郎(椙山女学園大)
これまでの研究で,日本語の語句を発話する際に順に形成される特徴的な口形を,口形コードの列(口形順序コードと呼ぶ)として表現する方法を提案した.さらに,日本語のかな表記から口形順序コードを自動生成する方法を提案した.そして,この手法とCG技術のモーフィングを利用して,かな表記からその語句を発話する際の口唇動作映像を自動的に生成することができるようになった.そこで,この口唇動作映像を自動生成するプログラムをスマートフォン向けのアプリケーションとして試作し,制限されたハードウェアリソースで実現する方法について報告する.スマートフォン向けの口唇動作映像自動生成アプリケーションは,例えば,聴覚障害者の読唇のトレーニングへの応用が期待できる.