2F-4
聴覚障害学生に授業の雰囲気を伝えるシステムの構築
○下村有子(金城大),瀬戸就一(金城大短大),南保英孝(金沢大),川辺弘之,杉森公一(金城大)
聴覚障害学生に対する支援の主流は、教員の話し言葉を文字化する講義ノートを
作成することである。
しかし、作成された講義ノートに書かれているテキストデータは言語情報のみで
ある。そこで、本研究では聴覚障害学生のために教室の臨場感、教員の熱意や
喜怒哀楽の声の調子を生成するシステムを構築している。構築するシステムでは
文字フォントの幅や大きさに加え、マンガでよく用いられる文字表現技法である
吹き出しや漫符、擬音語(オノマトペ)を用いることで、教室の臨場感や教員の
熱意などの非言語情報を視覚化する。