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線形文字列変換による機械学習型数式入力インタフェースと編集機能の設計
○福井哲夫(武庫川女子大)
 本研究は数式情報をデジタル化するための数式入力ユーザインタ
フェースに関するものである。入力された線形文字列から機械学習
型辞書を使って、ノードが数式候補であるような決定木を算出し、
ユーザとの相互作用によって所望する数式を構築する新方式を2011
年8月に提案した。その後、そのアルゴリズムの定式化と効果・効率
についても報告した。本研究のねらいは、中学・高等学校に導入さ
れようとしている理数系の学習者用デジタル教科書において、数式
入力を平易にすることによって個別学習を支援することにある。本
発表は、提案方式による数式入力ユーザインタフェースのユーザビ
リティを向上させるための編集機能の設計について報告する。