2E-4
同期現象を用いた画像圧縮
○廣瀨 誠,石原裕之(松江高専)
ネットワークを介して画像データを配信する場合、ネットワークの負荷増大を考慮してサーバ側で通信容量設定を行う場合が多い.そのため,画像圧縮処理等により容量を小さくする必要があるが,コントラストの高い画像等は圧縮率が低いため,サイズの変更、低品質化などの処理を行わなければならない.そこで,本研究では,同期現象を利用した画像の圧縮アルゴリズムを提案し,画像の状態に影響されない画像の高圧縮を試みた.本手法は,画素の濃度が一定のリズムで変化する振動子と仮定し,同期により振動子が一致した状態(同濃度)になることを利用している.